全身の症状

むくみ

飲みすぎた翌朝など、目覚めた時に顔が腫れぼったい、

 

または、夕方になると靴が窮屈になっている・・・

 

こんな経験はありませんか?

 

むくみは程度の差はあれ、だれでもなりやすい症状のひとつです。

むくみは肥満?

簡単に言うと、むくみは身体の水分が異常に増加した状態で、中国医学では水腫と呼んでいます(日本では浮腫と呼ばれることが多いです)。

 

一方の肥満は、脂肪が増えたものをさします。中国最古の医学書である皇帝内経には「肥貴人」と記載されています。

 

 

両者を区別するには、むくんでいる部分を10秒以上強く押してみてください。へこみができればむくみです。

 

また、むくみがひどくなると、1週間で10kg以上体重が増えることもありますが、肥満の場合は、ここまで極端に体重が増えることはありません。

 

むくみの原因は?

むくみがでると「腎臓」が悪いのでは?と思う方も多いと思いますが、先にも述べたように、むくみはだれでも経験することが多い症状です。

 

一般的に、むくみの主な原因は以下のことがあげられます。

 

 

1.インスタント食品などの多食による塩分の摂りすぎ

塩分の影響で、血管の外に水がしみだしてきしまいます。

 

2.座りっぱなし・立ちっぱなしなど同じ姿勢で長時間いること

同じ姿勢でいるため、水が一か所に溜まってしまいます。

夕方に足がむくむのは、重力で水が足の方に溜まってくるからです。

 

朝に顔がむくむのは、寝ることで足に溜まっていた水が、全身に均等に分配されるため、顔がむくんで感じるのです。

 

3.冷えによる血行不良

冷えは、血行を悪くし、筋肉に疲労を与え、むくみを起こします。

 

4.運動不足

運動不足は、筋力および筋肉量を低下させます。そのため新陳代謝を悪くし、むくみを生じます。

 

5.ホルモンの影響

女性は、生理前にホルモンの関係で、むくむ人が多いです。

 

 

あまりにもひどいむくみの時は、腎臓や心臓の病気も考えられます。

その場合は、病院などで検査をしてください。

 


東洋医学的な考え方

むくみは、中国医学(中医学)では“水腫”と呼びます。

 

水腫は、体内に水液が貯留し、肌にあふれるもので、頭・顔面・まぶた・手足・お腹、ひどいときは全身におこります。

 

元の時代の中国の医師は、水腫を「陽水」と「陰水」とに分類し、腰より上の水腫を陽水、腰より下の水腫を陰水と呼びました。

東洋医学的なむくみの原因

水腫の原因は、字のごとく主に「水」との関係があります。

 

東洋医学で、水に関係する臓器は「脾」「肺」「腎」と言われています。現代医学で言う脾臓(または膵臓)、肺、腎臓に対応していますが、東洋医学と現代医学の臓器の働きは、異なっていますので注意してください。

 

東洋医学の「脾」は、栄養物質や水分の消化吸収や生成をつかさどります。

 

東洋医学の「肺」は、水道(水の通り道)を調節します。

 

東洋医学の「腎」は、水分代謝(有益な水を再吸収し、余分な水を尿にする)をつかさどります。

 

これらの臓器が弱り、バランスが崩れてくると、水腫が発症すると考えられています。

 

これら以外にも、外的要因によって起こるとも言われています。

例)雨にぬれたり、湿気の多いところに居住したりする等々

 


施術方針

水腫を解消するには、体内の水分代謝を整えるツボを刺激したり、「脾」「肺」「腎」の機能を高めるツボを刺激し、水を動かす力を強化します。

 

水分は、により蒸発するため、この二つの特徴を持つお灸は、とても効果が高いと言われています。

 

さらに、自宅でのセルフケアを行うことで、より一層効果が高まります。