せんねん灸セルフケアサポーター・日本不妊カウンセリング学会会員
経絡について
ツボの通り道=経絡について

ツボは「気」や「血」の出入り口とされており、「気」や「血」の状態があらわれます。
つまり、ツボに“痛み”や“コリ”があらわれたときには、何らかの原因で「気」や「血」の状態が乱れ、身体の内臓や器官に不調があると推測できます。
言い換えれば、ある内臓の調子が悪くなると、特定のツボが反応するので、どのツボに“痛み”や“コリ”があるのかを確認すれば、どの内臓・器官が弱っているのかが推測できます。
例えば、「足三里」に痛みなどがあらわれれると、胃の働きが悪いのではないか、と推測できます。
これ以外にも、胃の働きに関係するツボは複数個あります。
この内臓や器官とツボを結んでいるのが、「経絡(けいらく)」と呼ばれています。
経絡は、以下の内臓・器官に対応しています。
- 肺の経絡(手の太陰肺経)
- 大腸の経絡(手の陽明大腸経)
- 胃の経絡(足の陽明胃経)
- 脾の経絡(足の太陰脾経)
- 心の経絡(手の少陰心経)
- 小腸の経絡(手の太陽小腸経)
- 膀胱の経絡(足の太陽膀胱経)
- 腎の経絡(足の少陰腎経)
- 心包の経絡(手の厥陰心包経)
- 三焦経(手の少陽三焦経)
- 胆経(足の少陽胆経)
- 肝経(足の厥陰肝経)
- 督脈経(全身に必要なツボで背骨の上にある)
- 任脈経(全身に必要なツボで正中線上にある)
次回は、東洋医学の「肺」の働き、について書いていきます。
(前回の話は、“そもそもツボとは”、でした)
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