せんねん灸セルフケアサポーター・日本不妊カウンセリング学会会員
一般的には、「動悸」は心臓がどきどきすることです。また、「息切れ」は息が切れて苦しくなることです。
動悸や息切れは、激しい運動をした時には、誰にでも起こりますが、軽い運動で動悸を感じる時は、心臓の働きが低下していることが考えられます。
一方、息切れは、肺の病気で起こることがほとんどですが、軽い運動で息切れを感じる場合は、肺だけでなく、心臓の働きが低下していることがあります。
脈が飛ぶ感じや胸の不快感、胸の痛みがあったら、病院(心臓血管科や循環器内科)を受診してください。
心臓が原因の動悸で、最も多いのは不整脈です。
しかし、動悸は不整脈の症状として重要ですが、動悸=不整脈、というわけではありません。
心臓以外で原因があるとすると、甲状腺機能亢進症(バセドウ病)があげられます。
そのほか、不安やストレスから来るもの、睡眠不足や過労から生じるもの、貧血や更年期障害、パニック障害も動悸の原因となりうる疾患です。
ジョギングをしたり、階段を駆け上ったりすると、息があがったりします。
この場合は、運動習慣や生活習慣を見直せば、息切れが治まるかもしれません。
これらを見直しても、息切れが改善しない場合は、病気が隠れている可能性があります。この場合、肺の病気のほとんどで病状が進行すると息切れを生じます。
主な病気として、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、間質性肺炎、気管支炎等があげられます。
心臓が原因の場合もあり、心筋梗塞や弁膜症等があげられます。
肺や心臓以外の原因については、動悸のときにあげたバセドウ病や不安、ストレス、貧血やパニック障害などがあげられます。
動悸・息切れと、一言で言っても、多くの疾患が隠れている場合があります。
そのため、安静にしていても動悸・息切れを感じることがあり、その回数が増えてきた場合は、医師の診断を受けてください。
心臓や肺、もしくは甲状腺に異常がない場合は、不安やストレスといったことが原因である場合があるので、鍼灸の適応範囲になります。
心や肺に関係するツボを刺激しながら、緊張を弛め、血の巡りをととのえるツボ療法を行っていきます。
11月のお灸教室は、いつもと違い第二日曜日の11月10日(日)に行います。完全予約制のため、11月5日(火)までにご予約ください。