せんねん灸セルフケアサポーター・日本不妊カウンセリング学会会員
気管支炎とは、気管支に炎症があり、“せき”や“たん”等の呼吸器の症状を引き起こす病気です。
一般に、“かぜ”と呼ばれるのが、急性の上気道感染症の総称に対して、炎症が起きる場所が、気管支などの下気道にある時を「気管支炎」と呼びます。
また、せき発作の症状が無い時にも、気管支に炎症が残っているが「喘息」で、気管支を広げる薬により症状が良くなります。
気管支炎には、数日から数週間で治まる「急性気管支炎」と、長期にわたってせきやたん等の症状が続く「慢性気管支炎」とがあります。
急性気管支炎は冬に発症することが多く、そのほとんどが、ライノウイルス、アデノウイルス、インフルエンザウイルスなどのウイルス感染です。そのほか、マイコプラズマや百日咳等のウイルス以外の病原体により引き起こされます。
その後、肺炎球菌やインフルエンザ桿菌等の一般細菌が、二次感染を引き起こしてくる場合もあります。
慢性気管支炎は、数か月にわたってせきやたんが続きます。
慢性の咳を引き起こす感染症のほかに、副鼻腔気管支症候群、びまん性凡細気管支炎、喫煙による慢性閉塞性肺疾患(COPD)等が代表的です。強い炎症が続く場合は、熱が出て肺炎になる恐れがあるので、病院などで診察してもらうことをおすすめします。
一般的には、対症療法が中心になります。
せきが強い場合にはせきを抑えるツボ。たんが絡む場合はたんを出しやすくするツボを使用します。
その後、体質改善による予防(養生)を行っていきます。
ストレスを溜めない、しっかり睡眠をとる、バランスのよい食事を摂る。喫煙者はタバコを止める等あげられます。
ストレスは鍼灸によっても軽減されることがあります。
安眠のツボも鍼灸にはあります。
また、バランスよく食事を摂っても、吸収不良を起こす方がいらっしゃいます。これも鍼灸によるツボ療法を行います。
12月のお灸教室は、第3日曜日の12月15日(日)に行います。完全予約制のため、12月10日(火)までにご予約ください。