せんねん灸セルフケアサポーター・日本不妊カウンセリング学会会員
手の太陰肺経
魚際(ぎょさい)

このツボのまわりの筋肉が魚の形をしており、かつツボがこの筋肉の際(きわ)にあるため、「魚際」と名付けられました。
魚際の位置は、手を軽く握り、手の関節をやや曲げて、毛穴の有る面と無い面の境目で、へこみのあるところです。
このツボは、肺に属するため、咳嗽、喘息、発熱、のどの腫れや痛みなどの顔面部の症状に使用されることが多いとされます。
- 本経の循行部(肩や肘)の痛みやしびれに使用されます。
- 顔面部の症状の、頭痛やのどの乾き等に使用されます。
- 臓腑の病症として、呼吸器系(咳嗽、喘息、感冒など)、消化器系(腹痛、嘔吐など)、不整脈などに使用されます。
次回は、11.少商のツボの特性について書いていきます。
(前回は、“肺に属するツボ「太淵」”でした)
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