腕や胃腸の不調を感じた時に
手三里とは?
【手三里(てさんり)】は、手の陽明大腸経に属するツボで、「胃腸の働きを整える」効果が非常に高く、「全身の疲労回復」にも使われるツボです。また、大腸経のツボとして、「歯や顔面の痛み」にも応用されます。
- 「三里」は、体の巡りや日常の疲れと関係する場所を示す名称で、足にある「足三里」と同様に、腕まわりの使い疲れを感じやすいポイントとして古くから知られてきました。
肘から手にかけての痛みがなかなか治らない、胃腸の調子が優れない、そんな時に試してほしいツボです。
手三里の探し方
手三里は、肘のシワのすぐ下、前腕(肘から手首の間)にあります。
- 肘を軽く曲げます
- 肘の外側にあるシワ(曲池)を確認します
- そこから手首方向へ、指3本分(約2寸)ほど下がります
- 前腕の外側で、押すと心地よく響く場所が手三里です
*響きやすいツボです
このツボは、
- 本経の循行部(肩や腕)の痛みやしびれ、片麻痺などに使用されることがあります。
- 歯の痛みや頬の腫れ、目の疾患、舌などの「顔面部・五官の病症」に使用されることがあります。
- 臓腑の病症として、腹脹や胃痛などの「消化器系」の疾患に使用されることがあります。
- その他、腕の不快感や感冒、腰痛などにも使用されることがあります。
手三里はこんなお悩みに
手三里は、手足のトラブルだけでなく、内臓の不調にも使用される万能のツボの一つです。
- 肘の痛み、テニス肘(外速上顆炎):肘関節の周囲の緊張を緩め、痛みを緩和する特効ツボです。
- 胃腸の不調、腹痛:大腸経の調整を通じて、胃腸の働きを活発にし、消化吸収を助けます。
- 疲労回復、全身の倦怠感:気血の流れを整え、全身のスタミナアップと疲労回復をサポートします。
- 歯痛、顔面神経痛の補助:顔面部につながる大腸経の気の流れを改善します。
腕まわりをすっきりさせたい時、腕をよく使う方にとって、意識しやすい場所にあるツボです。
手三里のセルフケア方法
手三里は、疲れて身体が重い時、食欲がない時、肘が痛い時にケアするのがおすすめです。
おすすめのケア方法は次のとおりです。
- 火を使うお灸
- 火を使わないお灸
- パイオネックス(置き鍼)
- ツボ押し
(注意点)
- 火を使うお灸:入浴前後30分、食後30分は避ける
- 火を使わないお灸:3時間以上は使用しない(寝る前は使用不可)
- パイオネックス(置き鍼):24時間以上貼らない。痒みなど違和感があったら外す
- ツボ押し:心地良い強さで(響きやすいので、痛みを我慢するほど押さないようにしましょう)
セルフケアで変化が感じられない時は
腕や消化器の症状でよく使用されるツボですが、指先に痺れがある、倦怠感が強く日常生活に支障をきたす場合は、あなたの現在の体質に合った、手三里以外の「本当に必要なツボ」があるかもしれません
そんな時は、鍼灸院などで施術を受けることをお勧めします。
また、お灸の指導をしてくれる、「せんねん灸セルフケアサポーター」を探すのもいいかもしれません。
*当院も、せんねん灸セルフケアサポーターです。




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小川凌平 (土曜日, 03 6月 2023 16:34)
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