喉の腫れや嚥下困難の補助に
天鼎とは?
【天鼎(てんてい)】は、手の陽明大腸経に属し、「喉の炎症を鎮め」「声を通りやすくする」ツボです。また、首筋の筋肉の緊張を緩めることで、首こりや、甲状腺機能の調整を補助する効果も期待できます。
「天」は上部、「鼎」は重要な支えを意味し、首の要所となる場所であることを表しています。
天鼎の探し方
天鼎は、首筋の外側、太い筋肉の縁にあります。
- のど仏(喉頭隆起)を確認します。
- そこから指1本分ほど外側へ移動する。
- 胸鎖乳突筋(首を動かすと浮き出る筋肉)の内側のくぼみが天鼎です。
軽く触れると、少し敏感さを感じやすい場所が天鼎です。
天鼎はこんなお悩みに
天鼎は、喉と首筋の緊張を緩めるツボです。
- 喉の腫れ、声枯れ、嚥下困難:喉の炎症を鎮め、発声や飲み込みをスムーズにします。
- 首のこり、肩甲骨の内側の張り:首筋の緊張を緩め、頭痛や肩こりの改善を促します。
- 甲状腺機能の補助:首周りの血行を改善し、甲状腺機能の調整を補助します。
特に、「首の前」と「肩・首全体のこり」が同時に気になる方に向いています。
天鼎のセルフケア方法
喉がイガイガする時、寝る前に首の緊張を緩めたい時に行うのがおすすめです。
おすすめのケア方法は次のとおりです。
- 火を使うお灸
- 火を使わないお灸
- パイオネックス(置き鍼)
- ツボ押し
(注意点)
- 火を使うお灸:入浴前後30分、食後30分は避ける
- 火を使わないお灸:3時間以上は使用しない(寝る前は使用不可)
- パイオネックス(置き鍼):24時間以上貼らない。痒みなど違和感があったら外す
- ツボ押し:首のツボはデリケートです。強い力は避け、優しく押しましょう。
セルフケアで変化が感じられない時は
天鼎は首の重要なポイントですが、「痛みが強い」「しびれや息苦しさを伴う」「飲み込みにくさが続く」
このような場合は、セルフケアだけでの対応はおすすめできません。
鍼灸では、「大腸経と肺経・胃経との連動」「首・肩・胸郭の動き」「全身のバランス」
を含めて調整します。無理をせず、専門家にご相談ください。
ツボの話 (肺経-大腸経-胃経-脾経-心経-小腸経-膀胱経-腎経-心包経-三焦経-胆経-肝経-督脈-任脈)
「東洋医学の大腸の働き」 商陽-二間-三間-合谷-陽渓-遍歴-温溜-下廉-上廉-手三里-曲池-肘髎-手五里-臂臑-肩髃-巨骨-天鼎-扶突-禾髎-迎香




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