「温」は陽気を指します。「溜」は「流」に通じています。
このツボは、陽気が流れる、という意味で「温溜」と名付けられました。
温溜の位置は、手の甲を上にして、手首の中心と肘の中心とを結んだ中間点です。
このツボは、
- 本経の循行部(肩・腕)の痛みで手が挙がらない、首の痛みなどに使用されることがあります。
- 顔面部の症状で、頭痛、めまい、目の痛み・腫れ・充血、歯の痛みなどに使用されることがあります。
- 臓腑の病症として、呼吸器系(喘息など)、消化器系(腹痛など)に使用されることがあります。
次回は、手の陽明大腸系のツボ「下廉」について書いていきます。
(前回は、“大腸に属するツボ「偏歴」”でした)
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