呼吸の深まりと腕の軽さを実感
天府とは?
【天府(てんぷ)】は、肺経の流れが胸から腕へ降りていく途中にあるツボで、「腕のだるさ・肩のつっぱり」「呼吸のしづらさ」「胸のざわつき」に働きかけるポイントです。
胸・肩周りのこわばりが腕の疲れにつながっている時、天府をケアすると、上半身の余分な力が抜け、呼吸の深まりと腕の軽さを感じやすくなります。
天府という名前は、肺が鼻とつながり、天の気を取り入れること、そして人体の様々な気を主る腑(五臓六腑の“腑”のこと)であることに由来しています。すなわち、天の気を蓄える腑(府)という意味が込められています。
天府の探し方
天府は、上腕(二の腕)の力こぶの部分にあります。
- 腕を前に上げ、力を抜きます。
- 肘の内側のシワから上に向かって指でたどります。
- 上腕の筋肉の外側に沿って指を滑らせ、押すとズーンと響く部分が天府です。
肩と肘のほぼ中間あたりで、筋肉の張りが強い方は、見つけやすい傾向があります。
天府はこんなお悩みに
天府は、次のような症状のケアに用いられます。
- 腕の重だるさ・疲れ:上腕の血行を促進し、筋緊張を緩めて動かしやすくします。
- 呼吸が浅い・息苦しさ:肺経の流れを整え、胸の圧迫感の軽減をサポートします。
- 精神的な不安・動揺:胸からの気の流れを整え、ストレスによる胸のざわつきを和らげます。
天府のセルフケア方法
腕の筋肉が張っている場合は、強刺激になりやすいため、ケアは以下を目安に「気持ちよく緩む範囲」で行うのがおすすめです。
- 火を使わないお灸
- パイオネックス(置き鍼)
- 軽いツボ押し(深追いしない)
*強張りが強い人ほど“効かせようと押しすぎる”傾向があるため、要注意です。
(注意点)
- 火を使わないお灸:3時間以上は使用しない(寝る前は使用不可)
- パイオネックス(置き鍼):24時間以上貼らない、痒みなど違和感があったら外す
- 軽いツボ押し(深追いしない):短時間で気持ち良い範囲で(強押し禁止)
セルフケアで変化が出にく時は
天府は「疲労による腕のこわばり」「胸・肩からの緊張」が重なっている場合に効果を発揮します。
しかし、
- 押すと鋭い痛みがある
- 呼吸や肩の辛さが長く続く
- 痺れが強い
といったときは、他のツボ、姿勢、全身のバランスが関わっている可能性があります。
天府は施術でも汎用するツボのため、セルフケアで改善がしにくいときは、お気軽にご相談ください。




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