せんねん灸セルフケアサポーター・日本不妊カウンセリング学会会員
手の太陰肺経
俠白(きょうはく)

「俠」は「夾」と同じ意味を持っています。
このツボは、上腕の内側にあり、肺の両側にあります。
また肺は、東洋医学の五色では、白に属します。
すなわち、肺を夾んでいることから「俠白」と名付けられました。
ツボの位置は、ひじ関節の横紋より5寸(指幅7本分)上、または腋窩横紋の前端から下がること4寸(指幅6本分)のところにあります。
東洋医学で、肺は皮毛を主る(東洋医学の「肺」の働き(その2)参照)ことから、汗斑(しみの一種)に使用する場合があります。
ツボの作用として
- 本経の循行部(肩や上腕)の痛みや赤白汗斑(あせも)に使用することがあります。
- 臓腑の病症(肺に属しているため、呼吸器の病症)として、せき、喘息、息切れなどに使用することがあります。
次回は、5.尺沢のツボの特性を書いていきます。
(前回は、“肺に属するツボ「天府」”でした)
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