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肺に属するツボ「経渠」

呼吸が乱れ、乾いた咳が続く時に

経渠とは?


【経渠(けいきょ)】は、「呼吸の乱れ」「咳(特に乾燥した空咳)」「胸の締め付け感」「肩や腕の張り」に働きかけるツボです。また、手首の関節に近いため、「手首の痛み」にも使用される事が多いです。

 

呼吸のトラブルによる胸の不快感だけでなく、咳で肩や腕がガチガチに固まってしまう状態にも対応できるため、調整力の高いツボです。

  • 経渠の「経」は、通路を意味します
  • 軽挙の「渠」は、水渠(水路)を意味します

流れが滞りやすいところを開き、巡りを整える、という意味が込められて命名されました。

経渠の探し方


経渠

経渠は、手首のシワと列欠の間、動脈が拍動している部分にあります。

  1. 手のひらを上に向け、手首を曲げた時にできる横のシワを見つけます。
  2. そのシワから親指1本分(約1寸)肘側へ進み、親指側の骨(橈骨)に沿って上がった場所が経渠です。
  3. このツボのすぐ横で、拍動を打っているのが感じられるはずです。

*少し手首を曲げると見つけやすいです。

経渠はこんなお悩みに


軽挙は、特に「乾燥」や「炎症」からくる症状の鎮静化に優れています。

  1. 乾いた咳(空咳)、喘息:肺の感想を潤し、喉と気管支の刺激を和らげます。
  2. 手首の痛み、腱鞘炎:手首の関節に近いことから、周囲の炎症を鎮めるのに使用されます。
  3. 脈の乱れ:脈が通る道にあるため、循環器系の調整にも役立つとされています。

呼吸の乱れ、胸の張り、体幹上部の疲労が重なった時に、とても役立つツボです。

経渠のセルフケア方法


経渠のケアは、呼吸と合わせてじっくりと行うのがポイントです。

 

おすすめのケア方法は次のとおりです。

  • 火を使うお灸
  • 火を使わないお灸
  • パイオネックス(置き鍼)
  • ツボ押し

 

(注意点)

  • 火を使うお灸:入浴前後30分、食後30分は避ける
  • 火を使わないお灸:3時間以上は使用しない(寝る前は使用不可)
  • パイオネックス(置き鍼):24時間以上貼らない。痒みなど違和感があったら外す
  • ツボ押し:気持ち良い強さで(強押し禁止)

セルフケアで変化が感じられない時は


経渠は、呼吸のリズム、胸の開き、肩や腕の緊張に同時に働きかけますが、症状が複数重なっている場合は、セルフケアだけでは反応が出にくい事があります。その際は、肺経の流れを補うツボ(中府、雲門など)を併用すると、改善が早くなることがあります。

 

ただし、胸の苦しさ、息のしづらさ、肩や腕の張りが強く続く場合は、我慢せずに鍼灸施術をお考えください。


横須賀市の鍼灸院 山本鍼灸院

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