せんねん灸セルフケアサポーター・日本不妊カウンセリング学会会員
手の太陰肺経
太淵(たいえん)

「太」は盛大、「淵」は深くて広いことをさしています。
このツボは、肺の原穴(特別な作用を持つツボのこと)であり、肺の気が会うところから「太淵」と名付けられました。
太淵の位置は、手の関節の前面の横紋上にあり、動脈拍動部に取ります。
このツボは、肺経にありますが、動脈拍動部にあるため、作用は循環器系にも及びます。
- 本経の循行部(肩や上腕または肘)の痛みや腫れなどに使用されます。
- 頭顔面部の病症として、咽喉粘膜の渇きなどに使用されます。
- 臓腑の病症として、呼吸器系(咳嗽、喘息など)、消化器系(嘔吐など)、循環器系(心痛など)等に使用されます。
次回は、10.魚際のツボの特性について書いていきます。
(前回は、“肺に属するツボ「経渠」”でした)
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