額と鼻の重だるさをスッキリさせたい
眉衝とは?
【眉衝(びしょう)】は、足の太陽膀胱経に属するツボで、膀胱経の第3穴にあたります。膀胱経は目の内側、頭、首、背中、腰、足へと流れる、体の中でも特に長い経絡です。身体の後ろ側の不調や自律神経のバランスとも関係が深いとされています。
- 眉衝の「眉」は、そのまま眉毛を意味します
- 眉衝の「衝」は、突き上げる、あるいは通り道を意味します
眉頭のラインをそのまま上に突き上げた、髪の生え際付近に位置することから命名されました。
眉衝は額の生え際付近に位置し、目の疲れ、額の重さ、頭の前の違和感、頭の緊張などに用いられることがあります。
目の疲れからくる額の緊張や頭の重さをやわらげるポイントとして、鍼灸施術でも使われることのあるツボです。
眉衝の探し方
眉衝は、眉頭の真上で、髪の生え際から少し中に入ったところにあります。
- 鏡を見て、眉毛の内側の端(眉頭)を確認します。
- 眉頭からまっすぐ垂直に、指を上に滑らせます。
- 髪の生え際から、指の幅半分(約0.5寸)ほど頭頂部側へ入った場所を探します。
- 中心(正中線)から指幅1本半分ほど外側に位置します。
- 指先で探ると、骨にわずかなくぼみを感じ、押すと鼻や額にジーンと響く場所が眉衝です。
*頭部はデリケートなため、強く押さないようにしましょう。
眉衝はこんなお悩みに
眉衝は次のようなお悩みに用いられることがあります。
- 鼻詰まり・鼻炎・蓄膿症: 鼻の奥の炎症や詰まりを和らげ、呼吸を楽にします。
- 前頭部の頭痛: 額のあたりが締め付けられるような痛みを緩和します。
- 目の疲れ・めまい: 目の周りの血流を改善し、ふらつきを鎮める助けとなります。
- 集中力低下: 頭部の熱を逃がすことで、頭をスッキリさせて思考をクリアにします。
そのほか、額の重だるさ、頭の前の緊張、デスクワークによる頭の疲れなどにも使用されることがあります。
特に目の疲れから額が重く感じるときに、セルフケアとして意識されることがあります。
*頭痛が強い場合や、突然の激しい頭痛がある場合は医療機関にご相談ください。
眉衝のセルフケア方法
頭蓋骨の上にあるため、“指の腹で垂直に、じわじわと圧をかける”のがコツです
おすすめのケア方法は次のとおりです。
- パイオネックス(置き鍼)
- ツボ押し
(注意点)
- 火を使うお灸:髪の毛に引火する恐れがあるため、ご自身で火を使うお灸を据えるのは絶対に避けてください
- 火を使わないお灸:額には直接使用しないようにしましょう。目の疲れのケアとしては、首や手のツボに使用する方法があります。
- パイオネックス(置き鍼):生え際のコリが強い場所に貼っておくと、持続的に鼻や頭の通りを良くしてくれます(1日以上貼らないこと)
- ツボ押し:左右の眉衝に、それぞれ中指または人差し指を当てます息を吐きながら、3〜5秒かけてゆっくり垂直に押し込みます。机に肘をついて、頭の重さを指に乗せるようにすると、より深く安定した刺激を与えることができます
*額の皮膚をこするように強く揉むと、皮膚を傷めたり赤みが残ったりすることがあります。あくまで「点」で押すように心がけてください
セルフケアで変化が感じられない時は
額の重だるさや目の疲れは、スマートフォンやパソコンの長時間使用、睡眠不足、首や肩のこり、ストレスなどが関係していることがあります。
また、鼻水に色がついていたり、頬や歯まで痛むような激しい副鼻腔炎の疑いがある場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診してください。
自分でケアしても頭の重さが取れない、と感じる時は、無理にセルフケアを続けず、専門家や医療機関へご相談ください。
鍼灸の施術では、手足のツボや首・肩・肩甲骨などのツボを組み合わせて、全身調整を行うことが多いです。
それによって、眉衝の持つ「突き抜けるような浄化の力」が最大限に発揮されるでしょう。




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