四十肩・五十肩の痛みと動きの制限に
肩髃とは?
【肩髃(けんぐう)】は、手の陽明大腸経に属するツボで、肩関節の動きの制限や痛みに特効性があります。このツボを刺激することで、「肩関節周辺の炎症」を鎮め、「肩関節の可動域を広げる」効果が期待できます。
- 肩髃の「肩」は、そのまま「肩」の部位を指します。
- 肩髃の「髃」は、「骨と骨のすき間」を指します。
すなわち、「肩先の角にある、骨と骨のすき間のくぼみ」にあるツボであることから、肩髃と命名されました。
肩髃の探し方
肩の最も外側にある、大きなくぼみの中にあります。
- 腕を横に90度ほど上げます。
- 肩の先端に二つの大きなくぼみができます。
- そのくぼみの手前側(鎖骨側)が肩髃です。
※腕を下ろすと分かりにくくなるため、必ず腕を上げた状態で探すのがポイントです。
肩髃はこんなお悩みに
肩髃は、肩関節の気が集まる場所(交会穴)として、局所の治療に必須のツボです。
- 五十肩・四十肩:肩関節周囲炎による激しい痛み、腕の動きの制限を改善します。
- 肩の麻痺、運動機能の回復:肩周辺の神経と筋肉の動きをサポートし、回復を促します。
- 蕁麻疹、皮膚の痒み:大腸経の調整を通じて、体表の炎症を鎮める補助をします。
「動かすと痛い」「可動域が狭い」タイプの肩の不調に向いています。
肩髃のセルフケア方法
おすすめのタイミングは、腕を動かした後に痛みが残るときです。
おすすめのケア方法は次のとおりです。
- 火を使うお灸
- 火を使わないお灸
- パイオネックス(置き鍼)
- ツボ押し
(注意点)
- 火を使うお灸:入浴前後30分、食後30分は避ける
- 火を使わないお灸:3時間以上は使用しない(寝る前は使用不可)
- パイオネックス(置き鍼):24時間以上貼らない。痒みなど違和感があったら外す
- ツボ押し:お風呂で温まった後に腕を動かしながら(強い痛みを感じたら中止してください)
セルフケアで変化が感じられない時は
肩髃は、肩の痛みの特効穴として使用されていますが、五十肩の急性期(何をしなくてもズキズキ痛む、夜も眠れないほど痛い)時は、セルフケアは一時中断し、安静にしていてください(痛みがある程度落ち着いてきたら=慢性期、セルフケアを開始してください)。
急性期は、鍼灸や整形外科など、専門機関に診てもらうことをおすすめします。
ツボの話 (肺経-大腸経-胃経-脾経-心経-小腸経-膀胱経-腎経-心包経-三焦経-胆経-肝経-督脈-任脈)
「東洋医学の大腸の働き」 商陽-二間-三間-合谷-陽渓-遍歴-温溜-下廉-上廉-手三里-曲池-肘髎-手五里-臂臑-肩髃-巨骨-天鼎-扶突-禾髎-迎香




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