首や胸のつかえ感や呼吸をリセット
気舎とは?
【気舎(きしゃ)】は、足の陽明胃経に属するツボで、首の付け根、鎖骨の上方に位置します。
- 気舎の「気」は、生命活動のエネルギーを意味します
- 気舎の「舎」は、集まる・とどまる場所を意味します
その名の通り、気舎は「気が集まり、休息する場所」で首から胸へ向かう“気の通り道”の要所と考えられてきました。
首元の回りをスムーズにするだけでなく、呼吸や姿勢、首・肩の緊張とも関係が深く、胃経が体幹部へ入っていく重要な中継点にあたります。
気舎の探し方
気舎は、鎖骨の内側の端、そのすぐ上のくぼみにあります。
- 喉の付け根にある、左右の鎖骨が突き出ている部分の内側端を見つけます。
- その鎖骨のすぐ上の縁にある、小さなくぼみを探ります。
- 首を横に向けると浮かび上がる太い筋肉(胸鎖乳突筋)の、左右の付け根(停止部)の間に位置します。
*指を軽く置くと、わずかに脈を感じることもありますが、骨の際にあるくぼみを目安にしてください。
気舎はこんなお悩みに
気舎は、次のような場面で使われることが多いツボです。
- 首や鎖骨まわりの張り・重だるさ:長時間のデスクワークで固まった首の付け根をリフレッシュします。
- 呼吸が浅く感じるとき:胸元の緊張を和らげ、浅くなりがちな呼吸を深くスムーズにする助けとなります。
- 喉の違和感、スッキリ感の維持:喉周りの巡りを整え、健やかなコンディションをサポートします。
姿勢の崩れによる首肩の違和感、緊張が抜けにくい状態にも使用されることがあります。
気舎のセルフケア方法
気舎は首の重要部位にあるため、セルフケアは必ず安全最優先で行います。
おすすめのケア方法は次のとおりです。
- ツボ押し
(注意点)
- 火を使うお灸:おすすめしません
- 火を使わないお灸:おすすめしません
- パイオネックス(置き鍼):おすすめしません
- ツボ押し:じわーっ優しくが基本です
喉に強い痛みがある時や、甲状腺に疾患がある方は刺激を控え、専門家のアドバイスを受けてください。
セルフケアで変化が感じられない時は
気舎に関係する不調は、呼吸のクセ、姿勢、精神的緊張などが重なっていることが少なくありません。
- 触れると不快感が強い
- 胸苦しさや息苦しさを伴う
- 首の違和感が続いている
このような場合は、無理にセルフケアを続けず、専門家へご相談ください。気舎は、体幹部へ向かう流れの要となるツボです。
鍼灸師の手で全身の経絡を整えることで、気舎に溜まった「気」の滞りも、自然とスムーズに流れ始めます。




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