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胃に属するツボ「犢鼻」

階段の上り下りで膝が辛いあなたへ

犢鼻とは?


膝のお皿のすぐ下にある代表的な膝のツボです。

  • 犢鼻の「犢」は、子牛を意味します
  • 犢鼻の「鼻」は、そのまま鼻を意味します

膝を曲げた時にできる、膝のお皿の下の2つのくぼみが、まるで子牛の鼻の穴のように見えることから、この名がつきました。

 

東洋医学では、膝関節周囲の気血の流れを整え、痛みや腫れを和らげるポイントとして知られています。

「階段の上り下りで膝が痛い」「膝が腫れて曲げ伸ばししづらい」そんなときに注目される重要なツボです。

 

犢鼻の探し方


犢鼻は、膝のお皿のすぐ下、外側のくぼみ、にあります。

  1. 椅子に座り、膝を軽く曲げます。
  2. 膝のお皿(膝蓋骨)のすぐ下を確認してください。
  3. お皿のすぐ下に太い靭帯(膝蓋靱帯)があり、その両脇にくぼみができます。
  4. その外側のくぼみが犢鼻です(内側は「内膝眼」と呼ばれています)。

※以前、犢鼻は靱帯中に取る、と言われていましたが、現在では、外側のくぼみに取り、かつては「外膝眼」とも呼ばれていた場所が犢鼻となりました。

犢鼻はこんなお悩みに


犢鼻は、次のようなお悩みに用いられます。

  • 膝の痛み(変形性膝関節症・スポーツ障害など):歩き出しの痛みや、膝の曲げ伸ばし時の違和感を和らげます。
  • 膝の腫れ・水がたまる感じ:関節周辺の巡りを良くし、スッキリとした膝周りを目指します。
  • 脚のむくみ、重だるさ:下半身へ流れる経絡の通り道を整え、足全体の疲労感をリフレッシュします。

そのほか、膝の曲げ伸ばしの違和感、歩行時の膝の不安定感、冷えによる膝のこわばりなどにも使用されることがあります。

*強い腫れ・発赤・熱感・外傷がある場合は、医療機関での評価を優先してください。

犢鼻のセルフケア方法


関節のすぐ上のデリケートな場所なので、“優しく、じっくり”が基本です。

 

おすすめのケア方法は次のとおりです。

  • 火を使うお灸
  • 火を使わないお灸
  • パイオネックス(置き鍼)
  • ツボ押し

 

(注意点)

  • 火を使うお灸:入浴前後30分、食後30分は避けて、熱さを我慢しないでください
  • 火を使わないお灸:家事やデスクワークをしながらの「ながらケア」にも向いています(30分〜1時間ほど使用します)
  • パイオネックス(置き鍼):毎日貼り替えてください。痒みなど違和感があったら外す
  • ツボ押し:垂直に、奥の筋肉をほぐすようなイメージで

*膝が赤く腫れて熱を持っている場合(急性炎症)は、お灸や強いマッサージは避け、まずはアイシングなどで冷やして安静にしてください。

セルフケアで変化が感じられない時は


犢鼻は膝の局所症状に重要なツボですが、大腿四頭筋やハムストリングスの筋力低下、股関節・骨盤の歪み、歩き方や姿勢の影響などがあると、ツボだけでは改善が難しいことがあります。

「自分でケアしても痛みが変わらない」と感じる時は、無理に刺激を強めずに、専門家に相談してみましょう。

鍼灸の施術では、犢鼻だけでなく下肢全体や体のバランスを整えることで、犢鼻の作用がより引き出され、歩きが楽になることが多いです。


横須賀市の鍼灸院 山本鍼灸院

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