体内の余分な痰湿をスッキリ流す
豊隆とは?
【豊隆(ほうりゅう)】は、胃経に属するツボで、体内の余分な水分や老廃物(痰湿)を取り除く代表的なツボです。
- 豊隆の「豊」は、豊かさや満ちることを意味します
- 豊隆の「隆」は、高く盛り上がることを意味します
スネの筋肉(前脛骨筋)が最も大きく盛り上がっている場所に位置することから、この名がつきました。
東洋医学では「痰の要穴」とも呼ばれ、むくみ・めまい・動悸・肥満傾向・精神的な不調など幅広く用いられてきました。
胃経の「絡穴(らくけつ)」という役割を持っており、表裏関係にある「脾経」と深く繋がっていて、「痰の解消には豊隆」と言われるほど、体内の不要な停滞を取り除く力に長けたツボです。
豊隆の探し方
豊隆はこんなお悩みに
豊隆は、水分代謝・精神面・生活習慣病体質に深く関わるツボです。
- むくみ(顔・脚・全身):水分の停滞を解消し、パンパンになったふくらはぎなどをスッキリさせます。
- 体重増加・脂質代謝の乱れ:代謝を助け、体内の余分な老廃物(痰湿)を流しやすくするサポートをします。
- 喉の違和感・めまい:痰が原因で起こる、喉の詰まり感や、頭が重く感じるようなめまいの緩和に役立ちます。
そのほか、動悸・不安感、痰が絡む咳、だるさ・頭重感などにも使用されることがあります。
「水太り」「体が重い」「気分がすっきりしない」という方に特に適しています。
豊隆のセルフケア方法
老廃物を動かすイメージで、“じっくり、深く”刺激を届けるのがコツです
おすすめのケア方法は次のとおりです。
- 火を使うお灸
- 火を使わないお灸
- パイオネックス(置き鍼)
- ツボ押し
(注意点)
- 火を使うお灸:体内の「湿」を飛ばすには、お灸が非常に効果的です
- 火を使わないお灸:長時間温めることで水分代謝の促進が期待されます(3時間以上は貼らないこと)
-
パイオネックス(置き鍼):両側に貼付し、数時間刺激を持続させます
-
ツボ押し:深呼吸しながら行うと自律神経調整効果が高まります
*筋肉が硬くなっていることが多い場所ですが、強く叩きすぎると組織を痛めるので、じわじわと圧をかけるようにしてください
セルフケアで変化が感じられない時は
むくみやめまい、身体の重だるさがなかなか改善しない場合は、食生活(塩分・糖質・脂質)、運動不足、睡眠不足、ホルモンバランス、自律神経の乱れなどが複雑に関与します。
自分でケアしても足がパンパンなまま、と感じる時は、専門家への相談をおすすめします。
鍼灸院では、豊隆に加えてお腹や背中、腕などのツボを組み合わせ、体質改善を目的とした施術を行います。
このようなアプローチをすることで、豊隆のデトックスパワーが最大限に発揮され、全身が驚くほど軽くなるでしょう。
*身体の反応には個人差があり、合うツボ・合う方法も人それぞれです。豊隆がしっくりこないと感じたら、「自分には別のルートがあるんだな」と受け止めて、他のツボやケア方法を試してみるのも、立派なセルフケアです。




コメントをお書きください