足先の巡りや歯の違和感が気になる方へ
厲兌とは?
【厲兌(れいだ)】は、足の陽明胃経の井穴(せいけつ)にあたるツボです。
井穴は「経絡の始まりに近い場所で、気の出入り口」とされ、急性の症状や熱感の調整に使われることがあります。
- 厲兌の「厲」は、鋭い、激しい、とがった状態を意味します
- 厲兌の「兌」は、口や穴、喜び、出入りするところを意味します
すなわち、非常に鋭い刺激が伝わる場所であり、滞ったエネルギーを「口」から吐き出すように解放するという由来があります。
特に、口や歯の不調、精神的な興奮、足先の熱感などと関連づけられてきました。
厲兌の探し方
厲兌は、足の第2趾(人差し指)、爪の外側の角にあります。
- 足の人差し指の爪を確認します。
- 爪の外側(足の甲側から見て、親指と反対側)の角のすぐ脇に位置します。
- 爪の付け根のラインと、爪の横のラインが交わる角から、わずか1〜2mmほど外に離れた場所です。
「足の人差し指の爪の外側」と覚えると探しやすいです。
厲兌はこんなお悩みに
厲兌は、以下のようなお悩みのセルフケアに用いられることがあります。
- 胃熱による不調:食べ過ぎによる胃の不快感、歯の痛み、顔のほてりを素早く鎮めます。
- 睡眠の質の低下・悪夢:胃に熱がこもって眠りが浅い時や、怖い夢を見やすい時の精神安定に役立ちます。
そのほか、足先の巡り、歯や歯ぐきの違和感、口内の熱っぽさ・口渇、のぼせ・イライラ感などに使用されることがあります。
*症状が強い場合や長引く場合は、歯科・医療機関の受診を優先してください。
厲兌のセルフケア方法
指先という非常に狭い場所なので、“優しく、正確に”刺激するのがポイントです
おすすめのケア方法は次のとおりです。
- 火を使うお灸
- 火を使わないお灸
- パイオネックス(置き鍼)
- ツボ押し
(注意点)
- 火を使うお灸:足指先は皮膚が薄く熱を感じやすいため、温度は弱めがおすすめです
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- 火を使わないお灸:面積が小さいため、指先を温めるようにしてください(3時間以上は貼らないこと)
- パイオネックス(置き鍼):指先は剥がれやすいので、絆創膏などで補強すると良いでしょう(1日以上貼らないこと)
- ツボ押し:ツボに親指の爪を立てるようにして、軽く「チクッ」とする程度の強さで
*指先は非常に敏感なため、強い刺激は控えてください。また、爪の周りに炎症がある時は控えてください。
セルフケアで変化が感じられない時は
胃の重さや気分の浮き沈み、不眠や悪夢がなかなか解消されない場合、胃腸の熱傾向、自律神経の乱れ、ストレス、食生活の影響などが関係していることがあります。
セルフケアをしても変化が薄い、と感じる時は、無理に刺激を強めずに、専門家への相談をおすすめします。
鍼灸施術では、厲兌だけでなく、体質全体を調整します。
プロの施術で、厲兌の持つ「リセットする力」が最大限に発揮され、心身ともにスッキリと整います。




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