梅雨の季節になりました。

梅雨に入り湿度が高くなると、身体に湿気が入り込み、様々なトラブルが出やすくなります。

東洋医学では、湿気が身体に悪影響を及ぼすことを

「湿邪（しつじゃ）」

といいます。

この湿邪には、「重だるい」「再発しやすい」といった特徴があります。

「むくみ」はもちろん、「頭や身体がなんとなく重い」「ぐるぐると回るめまい」などの症状を感じたら、それは身体に湿気が溜まっているシグナルかもしれません。

また、6月は梅雨だけではなく、一年で一番昼が長く、夜が短い

「夏至」も控えています。

夏至は二十四節気の中でも、最も早く決められた日で、陰陽のバランスで考えると、陽のパワーがピークとなる日となっています。

梅雨と陽の影響で、余分な水分が身体のあちこちに溜まりやすくなっています。

身体に溜まった余分な水分は、むくみの原因になるばかりか、痛みやこわばりの原因になります。

この季節は、身体の水はけを改善して、巡りがよくなる生活習慣を意識しましょう。

「はりやお灸って効くの？」

という質問をよくいただきます。

厳密に言えば、はりやお灸効くものではなく、私たちが本来備え持っている自然治癒力を高める手助けをしています。

すなわち、「効くものではなく、効かすもの」です。

正しいツボの位置を探してお灸をすることによって、血行不良が改善されると、あなたの持っている自然治癒力が活性化され、不快な症状が和らいだり改善したりするのです。

今回は、その「あなただけの正しいツボの位置（myツボ）」を探して、体質改善を目指しましょう。