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胃に属するツボ「屋翳」

胸の奥のモヤモヤが晴れないあなたへ

屋翳とは?


【屋翳(おくえい)】は、足の陽明胃経に属するツボで、胸部のやや中央寄り、肋骨の間に位置します。

屋翳の「屋」は、屋根や覆うものを意味します。

屋翳の「翳」は、羽を広げて覆い隠す、日よけを意味します。

胸部という大切な場所を屋根のように保護し、肺を包み込んでいる場所であることから、屋翳と命名されました。

 

屋翳は、胸周りの巡りを良くすることで、女性特有の健康維持や美容面でも大切にされているツボです。

屋翳の探し方


屋翳

屋翳は、第2肋間、乳頭ラインの線上にあります。

  1. 鎖骨の下にある気戸、その指1本分下にある庫房を確認します。
  2. 庫房からさらに肋骨を一つ下(指幅1本分ほど下)へ下がります。
  3. 2番目と3番目の肋骨の間(第2肋間)の窪み、乳頭からまっすぐ上に引いた垂直線が交わる場所が屋翳です。

*鎖骨から数えて2つ目の「肋骨の隙間」と覚えるとわかりやすいです。

 

屋翳はこんなお悩みに


屋翳は、次のような状態で用いられることが多いツボです。

  • 胸のつかえ、浅い呼吸のケア:胸の筋肉(大胸筋)をほぐし、ゆったりとした深い呼吸をサポートします。
  • 胸周りの巡り、重だるさ:長時間の同じ姿勢による胸元のこわばりをリフレッシュし、スッキリとした感覚へ導きます。
  • 女性特有のコンディション維持:胸部の巡りをスムーズに整えることで、健やかで柔らかな状態を維持する助けとなります。

そのほか、緊張が続き胸が広がりにくい、気分が沈みやすいときにも使用されることがあります。

屋翳のセルフケア方法


肋間の間は非常に繊細な場所です。指先で強くつくのではなく、手のひらや指の腹でじわ〜っとが基本です。

 

おすすめのケア方法は次のとおりです。

  • 火を使わないお灸
  • ツボ押し

 

(注意点)

  • 火を使うお灸:火傷のリスクが高いためおすすめしません
  • 火を使わないお灸:鎖骨の下の平らな部分に30分程度からはじめて様子を見てください
  • パイオネックス(置き鍼):使用可能ですが、デリケートな部分ですので、あまりおすすめできません
  • ツボ押し:肋間の隙間を優しく撫でるように、あるいは沈めるように圧を加えます

*違和感や不快感が出た場合は、すぐに中止してください。

セルフケアで変化が感じられない時は


屋翳に関係する不調は、呼吸のクセ・姿勢・精神的な緊張重なっていることが多くあります。

  • 胸の重さが続く
  • 呼吸の浅さが改善しない
  • 首や背中まで張りを感じる

このような場合は、無理にセルフケアを続けず、専門家へご相談ください。プロの施術で背中や足のツボも含めた全身ケアを受けることで、屋翳の滞りも驚くほどスムーズに流れ始めます。

屋翳は、胸の内側のバランスを整える要所です。

 


横須賀市の鍼灸院 山本鍼灸院

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