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膀胱に属するツボ「風門」

風邪の引き始めのゾクっと寒気を感じる時に

風門とは?


【風門(ふうもん)】は、足の太陽膀胱経に属するツボで、膀胱経の第12穴にあたります。膀胱経は、目、頭、首、背中、腰、足へと体の後面を通る長い経絡で、東洋医学では体の防御反応や自律神経のバランスとも関係が深いと考えられています。

  • 風門の「風」は、風邪(ふうじゃ)やインフルエンザなどの外敵を意味します
  • 風門の「門」は、出入り口を意味します

この門が開いていると病気が入り込み、逆にここをしっかり塞いで温めれば病気を防げると言われてきました。

 

風門は名前の通り、「風の出入り口」とされ、風邪の初期症状、寒気、首や背中のこりなどに用いられることがあります。特に、季節の変わり目や、冷えを感じたときのケアとして取り入れられることが多いツボです。

 

風門の探し方


風門

風門は、首の付け根にある大きな骨から、指2本分下の両脇にあります。

  1. 首を前に倒した時に、首の付け根で一番大きく突き出る骨(第7頚椎)を確認します。
  2. その下にある2番目の出っ張った骨(第2胸椎)を探します。
  3. 第2胸椎の骨のすぐ下のくぼみを確認します。
  4. そこから真横(外側)へ指の幅2本分(約1.5寸)進んだ場所が風門です。
  5. 肩甲骨の上の角(上角)のすぐ内側に位置します。

*力を入れすぎないよう注意しましょう

風門はこんなお悩みに


風門は、次のようなお悩みに用いられることがあります。

  • 風邪の引き始め: 悪寒(ゾクゾク感)や発熱、頭痛などを和らげ、回復を早めます。
  • 呼吸器の不調: 咳、喘息、気管支炎など、肺にかかわる症状を緩和します。
  • 肩こり・背中の痛み: 肩甲骨周りの緊張を解き、背中全体の血流を促します。
  • 鼻炎・花粉症: 鼻の通りを良くし、アレルギー症状を抑える助けとなります。
  • 免疫力の向上: 体を温める力を高め、病気に強い体づくりをサポートします。

そのほか、首こり、冷えに弱い、季節の変わり目に体調を崩しやすい時にも使用されることがあります。

特に、「なんとなく体調がおかしい」と感じる初期の段階で、セルフケアとして取り入れやすいツボです。

*発熱が強い場合や症状が重い場合は医療機関へご相談ください。

 

風門のセルフケア方法


背中にあるため、“とにかく温めて門をガードする”のが最大のコツです

 

おすすめのケア方法は次のとおりです。

  • 火を使うお灸
  • 火を使わないお灸
  • パイオネックス(置き鍼)
  • ツボ押し

 

(注意点)

  • 火を使うお灸:「激しい咳や、芯から体が冷えている時」に有効です。 背中は自分では見えないため、必ず誰かに手伝ってもらってください。熱さを感じたらすぐに取り外しましょう
  • 火を使わないお灸:風邪の予防や初期に最もおすすめです。ここに「太陽」や「使い捨てカイロ」を貼って温めることで、全身の巡りが良くなり、外敵を追い出す力が強まります。冬の外出時にも非常に有効な防衛策です3時間以上は貼らないこと)
  • パイオネックス(置き鍼):背中の厚い筋肉に対して持続的な刺激を与えることで、慢性的な肩こりや、季節の変わり目の喘息予防に役立ちます(1日以上貼らないこと)
  • ツボ押し:自分では押しにくい場所なので、仰向けに寝てツボの位置にテニスボールを置きます。息を吐きながら、自分の体重で圧を加えます。肩甲骨を寄せるように動かすと、より深く刺激が伝わり、背中がポカポカしてきます

*すでに高熱がある場合や、激しい炎症がある時は強い刺激は避け、優しく温める程度に留めてください

セルフケアで変化が感じられない時は


風邪のひきやすさや冷えやすさは、体力の低下、冷え、睡眠不足、ストレス、生活習慣の乱れなどが関係していることがあります。

また、高い熱が数日続く場合や、呼吸が苦しく激しい咳が止まらない場合は、肺炎や他の感染症の可能性があります。

 

自分でケアしても背中の寒気が取れない、と感じる時は、無理をせず内科や鍼灸師に相談しましょう。

 

鍼灸の施術では、手や足のツボや背中のツボなどを組み合わせて、全身調整を行います。

それによって、風門の持つ「邪気を払う力」を最大限に引き出されるでしょう。

 

横須賀市の鍼灸院 山本鍼灸院

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