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膀胱に属するツボ「承筋」

ふくらはぎがパンパンで脚が重いあなたへ

承筋とは?


【承筋(しょうきん)】は、足の太陽膀胱経に属するツボで、膀胱経の第56穴にあたります。膀胱経は体の背面を通り、自律神経の調整、筋肉の緊張緩和、血流の巡りなどに関係する重要な経絡です。

  • 承筋の「承」は、受ける、支えることを意味します
  • 承筋の「筋」は、筋肉(特にふくらはぎの腓腹筋)を意味します

人体で最も大きな筋肉の盛り上がりを支え、その緊張を受け止めて調整する役割を担っています。

 

承筋は、ふくらはぎの最も筋肉が盛り上がる部分の中央にあり、東洋医学では「筋(すじ)をゆるめる」「気血の巡りを整える」働きがあるとされています。そのため、ふくらはぎの張り、こむら返り、脚の疲労などに対して用いられることがあります。

 

特に、「筋肉疲労が溜まりやすい方」「立ち仕事・運動量が多い方」に適したツボです。

 

承筋の探し方


承筋

承筋は、ふくらはぎの最も盛り上がっている中央部分にあります。

  1. まず、膝裏のツボ委中と、アキレス腱の上にあるツボ承山を結ぶ線をイメージします。
  2. その線上で、ふくらはぎの筋肉が一番こんもりと盛り上がっている頂点を探します。
  3. 膝裏のしわ(委中)から、指の幅5本分(約3寸)ほど下へ降りたあたりです。
  4. アキレス腱から筋肉に変わる境目よりも、少し膝寄りの「筋肉の山」のど真ん中です。押すと足全体に響くような、強い圧痛を感じやすい場所です。

*ふくらはぎのど真ん中」にあるイメージです。押すとズーンと響くような感覚があるポイントが目安です。

承筋はこんなお悩みに


承筋は、次のようなお悩みに用いられることがあります。

  • 足の疲労・むくみ: 立ち仕事や歩きすぎによる「足の重さ」を解消します。
  • こむら返り: 筋肉が急激に収縮してつってしまうトラブルを予防・緩和します。
  • 慢性的な腰痛: 足の裏側のラインを緩めることで、連動する腰の筋肉をリラックスさせます。
  • 痔・便秘: 膀胱経のルートを通じて、肛門周囲のうっ血や腸の働きを整えるサポートをします。
  • 下肢の冷え: ポンプ機能を活性化し、足先まで温かい血液を届けます。

そのほか、ふくらはぎの張り、脚のだるさ、血流不良によるむくみ、運動後の筋肉疲労などにも使用されることがあります。

特に、「筋肉が過緊張状態で回復しにくいタイプ」に適しています。

 

*強い痛みや腫れ、頻繁な痙攣がある場合は医療機関へご相談ください。

 

承筋のセルフケア方法


非常に力強い筋肉の中にあるため、“深く、ゆっくりと、筋肉を包み込むように刺激する”のがコツです

 

おすすめのケア方法は次のとおりです。

  • 火を使うお灸
  • 火を使わないお灸
  • パイオネックス(置き鍼)
  • ツボ押し

 

(注意点)

  • 火を使うお灸:「足が冷えて筋肉が硬く、腰まで痛む時」に非常に有効です。自分でも手が届きやすい場所です。ふくらはぎの「山の頂点」をじんわり温めましょう
  • 火を使わないお灸:夕方になると足がパンパンで靴がキツくなる方に最適です。ここに「太陽」を貼って温めることで、筋肉の緊張が持続的に緩み、リンパや血液の流れがスムーズになります3時間以上は貼らないこと)
  • パイオネックス(置き鍼):激しい運動の後や、長時間の歩行が予定されている時に貼っておくと、筋肉のトラブルを防ぎ、疲労の蓄積を抑えてくれます(1日以上貼らないこと)
  • ツボ押し:床に座って片膝を立てます。両手の指を揃えてツボに当て、息を吐きながら3〜5秒かけて、筋肉の奥へ沈めるように押し込みます。この時、押した状態でつま先を上下に動かすと、筋肉の動きで指が深く入り、コリが効率よく解けます

*非常に敏感な場所ですので、青あざができるような強すぎるマッサージは避けてください。また、足に静脈瘤がある場合は、強い圧迫は控えて優しく温める程度にしましょう

セルフケアで変化が感じられない時は


ふくらはぎの張りやこむら返りは、筋肉疲労の蓄積、血流不良、水分・ミネラルバランス、姿勢や歩き方のクセなどが関係しています。

また、ふくらはぎに突然の激痛が走り、腫れや変色が見られる場合は、肉離れや深部静脈血栓症などの可能性があります。

 

自分でケアしても足の重みや腰の痛みが改善しない、と感じる時は、無理をせず整形外科や鍼灸師に相談しましょう。

そのほか、ストレッチを習慣にする、入浴でしっかり温める、水分やミネラル補給を意識する、同じ姿勢を避けるといった日常習慣の見直しも大切です。

 

鍼灸の施術では、手足のツボや首・腰などのツボを使用し、全身調整を行います。

それによって、承筋の持つ「筋肉の負担を受け流し、活力を生む力」が最大限に引き出されるでしょう。


横須賀市の鍼灸院 山本鍼灸院

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