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膀胱に属するツボ「承光」

目の疲れや額の重だるさを感じるあなたに

承光とは?


【承光(しょうこう)】は、足の太陽膀胱経に属するツボで、膀胱経の第6穴にあたります。膀胱経は、目の周囲、頭、首、背中、腰、足へと体の後面を長く走る経絡で、東洋医学では体の緊張や自律神経のバランスとも関係が深いと考えられています。

  • 承光の「承」は、受ける、支えることを意味します
  • 承光の「光」は、文字通り光、あるいは視力を指します

目に入る光の刺激を適切に調整し、視覚機能をサポートする役割を持つことから命名されました。

承光は、前頭部の髪の生え際よりやや上にあり、目の疲れ、前頭部の重だるさ、頭の張り、ぼんやりする感じなどのときに用いられることがあります。特に、目の疲れが頭の前側へ広がるようなときに意識されることがあるツボです。

 

承光の探し方


承光

承光は、五処から指の幅2本分ほど後ろへ進んだところにあります。

  1. まず、生え際の少し後ろにある「五処」を見つけます。
  2. 五処から、頭頂部に向かって指の幅2本分(約1.5寸)後ろに滑らせます。
  3. 体の中心線(正中線)から外側へ指幅2本分(約1.5寸)離れたライン上をキープします。
  4. 前髪の生え際から測ると、だいたい指幅4本分(約3寸)ほど後ろに入った位置になります。
  5. 指先で周辺を軽く押さえた時、鼻の奥や目に響くような感覚がある場所が承光です。

*頭部のツボは刺激に敏感なため、強く押さないようにしましょう。

承光はこんなお悩みに


承光は、次のようなお悩みに用いられることがあります。

  • 眩しさ・光過敏: 太陽光や画面の光を過剰に眩しく感じる症状を和らげます。
  • 目のかすみ・視力減退: 目のピント調節を助け、視界をスッキリさせます。
  • 鼻詰まり: 膀胱経のラインが鼻と繋がっているため、鼻の通りを良くする効果もあります。
  • 頭痛・のぼせ: 頭の上部に血が上り、顔がほてったり頭が重かったりする状態を鎮めます。
  • めまい: 視覚の乱れからくる「フラフラ感」を落ち着かせる助けとなります。

そのほか、目の疲れ、前頭部の重だるさ、頭の張り、デスクワークによる頭の疲れ、スマートフォン使用による目の疲労などにも使用されることがあります。

 

特に、目の疲れが頭の前側まで広がるような感覚があるときに、セルフケアとして意識されることがあります。

*急に起こる強い頭痛や視界の異常がある場合は、医療機関へご相談ください。

 

承光のセルフケア方法


頭皮の下にすぐ骨がある場所なので、“骨に振動を伝えるように、優しくタッピングする”のも効果的です

 

おすすめのケア方法は次のとおりです。

  • パイオネックス(置き鍼)
  • ツボ押し

 

(注意点)

  • 火を使うお灸:髪の毛に引火する恐れがあるため、ご自身で火を使うお灸を据えるのは絶対に避けてください
  • 火を使わないお灸:無理に貼ろうとすると髪を傷める原因になるため、指先でのケアを推奨します
  • パイオネックス(置き鍼):髪の毛をしっかりかき分け、地肌に密着させるように貼ります。仕事中に目がかすんで集中できない時のサポートに役立ちます(1日以上貼らないこと)
  • ツボ押し:中指の腹をツボに当て、軽く円を描くように揉みほぐすか、垂直に押します。頭のてっぺんに向かって気の滞りを逃がすようなイメージで行うと、目がスッと開きやすくなります

 *頭皮は非常に敏感です。爪を立ててゴリゴリこすると湿疹や炎症の原因になります。指の腹を使い、心地よいと感じる強さで優しく刺激してください

セルフケアで変化が感じられない時は


目の疲れや前頭部の重だるさは、長時間のパソコン作業、スマートフォンの見すぎ、睡眠不足、首や肩のこり、ストレスなどが関係していることがあります。

また、突然視界が暗くなる、激しい目の痛みと共に吐き気がする、といった場合は、緑内障などの急性症状の可能性があります。

 

自分でケアしても光が異常に眩しくて辛い、と感じる時は、無理をせず眼科などの専門医を受診してください。

 

鍼灸の施術では、手足や、首、肩甲骨などのツボを組み合わせて、全身調整を行うことが多いです。

それによって、承光の持つ「光を正しく受け止める力」を最大限に引き出されることでしょう。


横須賀市の鍼灸院 山本鍼灸院

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