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膀胱に属するツボ「通天」

鼻の詰まりや頭をスッキリさせたいあなたへ

通天とは?


【通天(つうてん)】は、足の太陽膀胱経に属するツボで、膀胱経の第7穴にあたります。膀胱経は、目の周囲、頭、首、背中、腰、足へと続く、体の後面を中心に走る長い経絡です。東洋医学では、この経絡は体の緊張や自律神経のバランスとも関係すると考えられています。

  • 通天の「通」は、通りを良くすることを意味します
  • 通天の「天」は、身体の上部である鼻や頭頂部を意味します

鼻の疾患によって塞がってしまった「天の気(呼吸)」の通り道を、再び開通させる力があることから命名されました。

 

通天は古くから「鼻の特効穴」として知られ、鼻水、鼻詰まり、鼻のポリープ、匂いがわからないといった、鼻に関するあらゆるトラブルを「通す」名穴です。

通天の探し方


通天

通天は、承光から指の幅2本分ほど後ろへ進んだとこにあります。

  1. 前回の「承光」を見つけます(生え際から指4本分後ろ)。
  2. そこからさらに、頭頂部に向かって指の幅2本分(約1.5寸)後ろに滑らせます。
  3. 体の中心線(正中線)から外側へ指幅2本分(約1.5寸)離れたライン上にあります。
  4. 前髪の生え際から測ると、だいたい指幅6本分(約4.5寸)ほど後ろに入った位置になります。
  5. 指先で探ると、周囲よりも少し凹んでいたり、押すと鼻の奥へ響くような鋭い痛みを感じたりする場所が通天です。

*頭部のツボは刺激に敏感なため、強く押さないように注意しましょう。

通天はこんなお悩みに


通天は、次のようなお悩みに用いられることがあります。

  • 慢性的な鼻詰まり・鼻炎: 鼻の粘膜の腫れを鎮め、呼吸をスムーズにします。
  • 副鼻腔炎(蓄膿症): 鼻の奥に溜まった膿や熱を排出しやすくする助けとなります。
  • 嗅覚障害: 鼻の通りを改善することで、匂いを感じる機能をサポートします。
  • 頭頂部の痛み・重だるさ: 頭のてっぺんが重く感じる時の「気の滞り」を解消します。
  • 顔のむくみ: 顔面の水分代謝を整え、スッキリさせます。

そのほか、目の疲れ、頭のぼんやり感、頭皮の緊張、デスクワークによる頭の疲れなどに使用されることがあります。

特に、目の疲れと頭の重さが一緒に出ているときにセルフケアとして意識されることがあります。

*急な激しい頭痛や視界の異常がある場合は、医療機関へ相談することをおすすめします。

 

通天のセルフケア方法


頭のてっぺんに近いため、“垂直にしっかりと圧を浸透させる”のがコツです

 

おすすめのケア方法は次のとおりです。

  • パイオネックス(置き鍼)
  • ツボ押し

 

(注意点)

  • 火を使うお灸:髪の毛に引火する恐れがあるため、ご自身で火を使うお灸を据えるのは絶対に避けてください
  • 火を使わないお灸:無理に貼ろうとすると髪を傷める原因になるため、指先でのケアを推奨します
  • パイオネックス(置き鍼):髪をかき分け、指で探り当てた「最も響くポイント」に地肌へ直接貼ります。花粉症の時期など、鼻が辛い日に貼っておくと持続的な効果が期待できます(1日以上貼らないこと)
  • ツボ押し:両手の中指を左右の通天に当て、人差し指を重ねて補強します。頭の中心に向かって垂直にじわーっと押し込みます。鼻が詰まっている時は、少し強めに「イタ気持ちいい」と感じるまで押すと、鼻の奥がふっと広がる感覚が得られます

 

 *頭頂部付近は血管も多く、強く揉みすぎると「もみ返し」による頭痛を招くことがあります。あくまで「押して離す」垂直の圧を意識してください

セルフケアで変化が感じられない時は


頭の重だるさや目の疲れは、重度の副鼻腔炎の可能性や長時間のパソコン作業、スマートフォンの使用、睡眠不足、首や肩のこり、ストレスなどが関係していることがあります。

 

自分でケアしても鼻の通りが全く改善しない、と感じる時は、無理にセルフケアを続けずに、専門家や医療機関にご相談ください。

 

鍼灸の施術では、顔や手足、背中などのツボを使用して、全身調整を行います。

それによって、通天の持つ「天を貫く開通の力」を最大限に引き出されるでしょう。


横須賀市の鍼灸院 山本鍼灸院

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