上腕のこわばり、目の症状に
臂臑とは?
【臂臑(ひじゅ)】は、手の陽明大腸経に属し、「目・首・肩」を貫く大腸経の気の流れを調整し、特に「目の疲れ」と「上腕の筋肉の張り」を解消するツボです。
- 臂臑の「臂」: 腕、特にひじから手首までの「前腕」を指します。
- 臑(じゅ): 上腕(肩からひじまで)の「筋肉の盛り上がった部分」や、柔らかい肉を指します。
このことから、臂臑と命名されました。
臂臑の探し方
臂臑は、上腕(二の腕)の肩に近い場所、筋肉の境目にあります。
肩の外側の出っ張りのツボ(肩髃)を確認します
肩峰と肘を結んだ線の中央付近を目安にします
腕の外側で、押すと「ズーン」とした響きや重さを感じる場所が臂臑です
ん
臂臑は、**上腕(二の腕)の肩に近い場所**、筋肉の境目にあります。
> > 正確な場所は以下の手順で見つけてみましょう。
> > 1. 肩にあるツボ、肩ぐう(LI 15)を見つけます。
> 2. そこから**肘に向かって指幅4本分(約3寸)**下がった場所が臂臑です。
> 3. 腕をぶら下げたときに、**上腕の筋肉(三角筋)の先端**にできるくぼみに位置します。
臂臑の「臂」とは、肘を意味しており、
その上にあるという意味の「上臂」を、「臑」といいます。
すなわち、肘の上に位置しているため、その所在する部位に基づき、「臂臑」と命名されました。
ツボの位置は、曲池(肘を直角に曲げたときにできる横じわの線上で、親指側の先端にあるツボ)から肩髃を結ぶ線上で、曲池の7寸上にあります。
このツボの作用は、
- 本経の循行部(首や上肢)のこわばりや痛みなどに使用されることがあります。
- 頭顔面部の病症として、頭痛、目の充血・腫れ・痛み、風に当たると涙を流すものなどに使用されることがあります。
昔は、結核菌の感染による頸部リンパ節の慢性的な腫れや、視力向上に常用されていたと言われています。
臂臑はこんなお悩みに
臂臑は、上腕と顔面につながる大腸経の働きを最大限に発揮します。
- 目の疲れ、充血、かすみ目:顔面への血流を促し、目の症状を改善します。
- 首こり、寝違えの補助:首筋の筋肉の緊張を緩め、首の動きをスムーズにします。
- 上腕の筋肉痛、痺れ:上腕部の筋肉の張りを解消し、腕の重だるさを軽減します。
動かしにくさ+重だるさがある時に向いているツボです。
臂臑のセルフケア方法
パソコン作業で目が疲れたとき、首が凝って回し行くいときに行うのがおすすめです。
おすすめのケア方法は次のとおりです。
- 火を使うお灸
- 火を使わないお灸
- パイオネックス(置き鍼)
- ツボ押し
(注意点)
- 火を使うお灸:入浴前後30分、食後30分は避ける
- 火を使わないお灸:3時間以上は使用しない(寝る前は使用不可)
- パイオネックス(置き鍼):24時間以上貼らない。痒みなど違和感があったら外す
- ツボ押し:筋肉を優しく押し流すように(気持ちいい〜少し重い、範囲で)
セルフケアで変化が感じられない時は
臂臑は、三角筋という厚い筋肉の縁にあります。
そのため、セルフケアだけでは深部まで刺激が届いていない可能性があります。
しかし、このツボに強刺激は避けた方がいいため、他のツボとの組み合わせが有効です。
もし、数日試しても変化が感じられない時は、筋肉の炎症が強い、または神経の問題の可能性があるため、専門の鍼灸院等にみてもらうのが良いでしょう。
ツボの話 (肺経-大腸経-胃経-脾経-心経-小腸経-膀胱経-腎経-心包経-三焦経-胆経-肝経-督脈-任脈)
「東洋医学の大腸の働き」 商陽-二間-三間-合谷-陽渓-遍歴-温溜-下廉-上廉-手三里-曲池-肘髎-手五里-臂臑-肩髃-巨骨-天鼎-扶突-禾髎-迎香




コメントをお書きください