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胃に属するツボ「外陵」

生理痛など下腹部の緊張を解きたい時に

外陵とは?


【外陵(がいりょう)】は、足の陽明胃経に属する腹部のツボで、腹痛や婦人科症状、自律神経性の腸トラブルに用いられる調整穴です。

  • 外陵の「外」は、外側を意味します
  • 外陵の「陵」は、大きな丘や、盛り上がった場所を意味します

お腹の腹直筋という大きな筋肉の盛り上がった場所にあることから、外陵と命名されました。

東洋医学では、腸管の緊張をゆるめる、下腹部の気血を調整する、痛みや痙攣性症状を和らげる、などの作用があるとされ、腹部症状の治療に頻用されます。

外陵の探し方


外陵は、おへそから指1本分下で、中心から指3本分外側にあります。

  1. 最初に、おへその真横にある天枢を確認します(おへそから指幅3本分外側)。
  2. その天枢から親指の幅1本分(約1寸)ほど真下へ下がった場所が害量です。
  3. お腹に力を入れた時に硬くなる筋肉(腹直筋)の縁あたりを目安にしてください。

腹痛や生理痛のある方では、圧痛、硬結、張り感が現れやすいポイントです。

 

外陵はこんなお悩みに


外陵は「下腹部の痛み・緊張」に関わる代表的なツボです。

  • 下腹部の張り・痛み:筋肉の緊張からくるお腹の張りや痛みを和らげます。
  • 生理痛・月経不順:下腹部の巡りを整えることで、毎月のどんよりとした重だるさを穏やかにサポートします。
  • 便秘、お腹のゴロゴロ感:腸の動きがスムーズになるよう促し、お腹の不快感をリセットする助けとなります。

 

痛みと自律神経の調整を同時に狙えるツボとして臨床で重宝されます。

外陵のセルフケア方法


腹部のツボのため、刺激はやさしく行います。

 

おすすめのケア方法は次のとおりです。

  • 火を使うお灸
  • 火を使わないお灸
  • パイオネックス(置き鍼)
  • ツボ押し

 

(注意点)

  • 火を使うお灸:入浴前後30分、食後30分は避けて、熱さを我慢しないでください
  • 火を使わないお灸:3時間以上は使用しないでください(寝る前は使用不可)
  • パイオネックス(置き鍼):毎日貼り替えてください。痒みなど違和感があったら外す
  • ツボ押し:呼吸に合わせて、ゆっくり沈めます(強い刺激は不快感を与えるため注意が必要です)

*食後30分以内や、腹痛がひどい時、妊娠中の方は刺激を控えましょう。

セルフケアで変化が感じられない時は


下腹部の頑固な張りや冷えは、単なる筋肉の疲れだけでなく、腰痛や骨盤内の血行不良などが、複雑に絡み合っている場合があります。

 

改善が乏しい場合は、鍼灸師などの専門家に施術してもらってください。

ただし、症状が強く続く場合は、婦人科・消化器科など医療機関での検査をおすすめします。


横須賀市の鍼灸院 山本鍼灸院

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