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胃に属するツボ「気衝」

下腹部と足の巡りを整えるツボ

気衝とは?


【気衝(きしょう)】は、胃経の下腹部にある重要なツボで、お腹・骨盤まわり・足の血流や気の巡りに深く関わるポイントです。

  • 気衝の「気」は、生命エネルギーを意味します
  • 気衝の「衝」は、衝動や突き上げる、あるいは通り道を意味します

この場所には、太い血管(大腿動脈)が通っており、拍動を強く感じることから、エネルギーが激しく行き交う場所として命名されました。

 

東洋医学では「気血の通り道が集まる場所」と考えられ、冷えや婦人科系の不調、下腹部の違和感に用いられてきました。

「下腹部が冷える」「足がだるい」「生理前後の不調がある」、このような方に注目されるツボです。

気衝の探し方


気衝は、おへそから指7本分下で、中心から指3本分外側にあります。

  1. おへその真横にある天枢(おへそから左右に指幅3本分外側)を確認します。
  2. その天枢から、まっすぐ下へ指幅7本分(約5寸)下がった場所が気衝です。
  3. 恥骨のすぐ上、鼠径部(脚の付け根、通称コマネチライン)のあたりに位置します。

※動脈が近くにあるため、強く押しすぎないよう注意してください。

 

気衝はこんなお悩みに


気衝は、次のようなお悩みに使われることがあります。

  • 足の強い冷え・しびれ:下半身への血流を促し、足先までポカポカと温めるサポートします。
  • 生理に伴う不調(冷え・重だるさなど):下腹部の巡りをよくすることで、毎月のリズムに伴う痛みや違和感を和らげます。
  • 股関節周りのこわばり:足の付け根の緊張を解き、スムーズな足の運びを助けます。

そのほか、足のむくみ・だるさ、下腹部の張り感、全身の巡りが悪いと感じる時などにも使用されることがあります。

※症状の原因はさまざまです。強い症状や長引く場合は専門家にご相談ください。

気衝のセルフケア方法


太い血管と神経が通る非常にデリケートな場所です。強く押さない、揉まないことが絶対条件です。

 

おすすめのケア方法は次のとおりです。

  • 火を使うお灸
  • 火を使わないお灸
  • ツボ押し

 

(注意点)

  • 火を使うお灸:皮膚が薄い場所なので、熱さを感じたらすぐに外してください
  • 火を使わないお灸:30分〜1時間ほどじわ〜っと温めましょう
  • パイオネックス(置き鍼):使用しないでください
  • ツボ押し:そっと触れて温める感じで圧を加えます

*妊娠中の方や、股関節に炎症がある場合は刺激を控えてください。また、動脈を強く圧迫しないでください。

セルフケアで変化が感じられない時は


セルフケアで変化を感じにくい場合、冷えの原因が体質や生活習慣にある、骨盤・姿勢・内臓機能の影響がある、さらに深い部分の血管・リンパの詰まりが影響していることがあり、ツボだけでは改善しにくいケースもあります。

 

鍼灸治療では、気衝だけでなく体全体のバランスを見ながら施術を行います。気になる症状が続く場合は、早めに専門家へご相談ください。

 


横須賀市の鍼灸院 山本鍼灸院

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